筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の回復に向けて

慢性疲労症候群と診断された私の体験談。

脳はお祭り騒ぎで大忙し。

最近、ME/CFSが脳神経の炎症によるもの、と証明されたようです。

日本医療研究開発機構(AMED)障害者対策総合研究開発事業 神経・筋疾患分野「慢性疲労症候群に対する治療法の開発と治療ガイドラインの作成」研究班 ホームペー

 

脳神経の炎症なのですから、色々不具合が起こってしまいます。

私の体験と照らし合わせると、脳が何に対しても過敏になっていて、僅かな刺激にも過剰に反応してしまう。

よってエネルギーが大量に消費される。

体は使えなくなったスマホのバッテリー状態で、充電するのに時間がかかる、なかなかフル充電にならない、すぐに電池切れになる。 

 

そう考えると全て納得できます。

例えば、テレビを見ているとしたら、

目に関係する脳の部分は「1画素も見逃せへんでぇ~!何なら画面の向こう側まで見てやるでぇ~!」と必死。

耳に関係する部分は「ノイズだって聞き分けてやるんだから!任せといて~。」と張り切っている。

本人の意思とは全く関係なく、脳内は常にお祭り騒ぎ状態なのだと思います。

だからエネルギーの消耗が激しく、異様に疲れる。

 

テレビを付けたままパソコンで何か調べるとか、

音楽を聴きながら本を読むとか、

同時進行で何かをすると、更に情報量が増え、

処理する事も増えるので、もっともっと疲れる訳です。

本人はくつろいでいるつもりでも。

 

こんなことがありました。

朝ほんの少し、サラサラの鼻水が出ました。

多くの患者さんのブログに“風邪をひくと大変な事になる“と書いてあったので、

即座に耳鼻科に行って、抗生剤も含む薬を出してもらいました。

通常ほんの少しの鼻水程度では出されない薬です。

大変な事にならない様に帰宅後すぐに飲みました。

朝・昼・晩ときっちり。

夜になって左目の奥から頬の奥、いわゆる鼻腔がガンガン痛くて目が覚めました。『えーーっ⁉』です、ホント。

これはもう副鼻腔炎の痛さだわと、鼻をかんでみたらサラッサラの透明。

『なんでやねん!こんな痛さ黄色いドロッとした鼻水のはずやろ!』

朝の鼻水の時点で、鼻は何かを感知したんでしょうね。

その僅かな刺激を脳は『何かえらいことになってますよー!』と大騒ぎしたのだと思います。

元々酷くならないように前もって薬を飲んでいたのですから、黄色い鼻水が出ることはなく、サラッサラの透明鼻水も直ぐに止まりました。

目の奥から鼻腔の痛みも、一日で治まりました。

が、その翌日38℃の熱。『なんでやねーん!』

鼻の感知、痛みの発生から熱を出す…伝達機能に携わる神経とは連携がうまくいかなくなっているのでしょうか。

『あれっ?遅れた?今気が付いたからとりあえず熱出しとく。』みたいな。

 

 自分の体で感じている事と、数値や症状で表れている事が一致しない事は、沢山ありました。

体温もそうだし、疲労感もそうだし。

 

 


にほんブログ村