筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の回復に向けて

慢性疲労症候群と診断された私の体験談。

専門医にたどり着くまで①

当初の私の症状と、専門医に診察してもらえるまでの経緯をお話します。

それまで普通に仕事して、普通に生活してました。
それがある時期から、特に変わった事もしていないのに、なぜか疲れて疲れて
「あー、疲れた。あー、しんど。」が口癖のようになっていました。
毎朝起き上がるのもやっと、どうにかこうにか出勤し、仕事を終えて帰宅する頃にはクタクタ。
『嫌だ、こんなに疲れやすい歳になったのな。一晩位じゃ疲れも全然取れないし。』と思っていました。


そんな状態が1ヶ月、2ヶ月3ヶ月…と進むにつれ、熱があったりなかったり。
腰も痛くなり肩から背中は凝りが酷い様な強烈な痛み、喉も何だか痛い…。
不具合はどんどん増えていました。
『疲れ過ぎて免疫弱ってるのかな。』
休みの日はほぼ寝たきり。一日中横になっていても体のだるさ、疲労感は全然取れないし、連休してやっとどうにか起き上がれるくらい。
仕事の帰りには痛みと倦怠感に涙が出そうでしたが、それでも疲れが取れない、回復しないのは年齢によるものと思って通勤してました。


更に数ヶ月経って、この頃には常に高めの微熱が有り『私の骨は鉛製ですか?』というほど全身が重く、
いよいよ『これは疲れじゃないかも。』と思ったのは、みるみるうちにどんどん痩せていったからでした。
『体力付けなきゃ、栄養摂らなきゃ。』と空き時間の度に食べていたし、
体重が減っていることに気付いてからは寝る前にも食べていたのに、約1ヶ月間に4㎏痩せました。
スカートはグルングルン回る、パンツはずり落ちてしまう。
怖くなって定期検診で総合病院の婦人科を受診した際に、この数ヶ月の状態と体重の減少を説明し、色々検査してもらいました。
しかし検査結果は…どこも何も引っかからず。
『こんなにしんどくて、熱もあってどんどん痩せていくのに病気じゃないって事?』訳がわかりませんでした。


それから数日後、テレビを付けて出勤準備をしていると
「3項目のうち2項目以上当てはまる方は病院へ。」とアナウンス。
何気にチェックしたら『えっ!?😲当てはまってますけど私!?』
たまたま付けていた番組がME/CFSを取り上げていて、
『私これ?慢性疲労症候群?何それ?』となったのでした。


次の平日の休みに信頼していた内科の医師の所へ行きました。
総合病院で話した事と同様に、数ヶ月間の症状、この1ヶ月で4㎏痩せた事、検査結果も見せて
「テレビで見たんですけど、慢性疲労症候群では無いでしょうか?」
診察後、医師の診断結果は
「うん。お見立て通り、慢性疲労症候群だと思うよ。」
でもその時ME/CFSの事を知らなかった、全然わかっていなかったんです、私もこの医師も…。


肩や背中の凝りをほぐす運動とマッサージをするように言われ、漢方薬数種と筋肉をやわらげる薬を一週間分処方され、帰宅しました。
薬がなくなる頃に受診、薬を変えてみたり増やしたり。
数週経っても快方に向かう兆しはありませんでしたが、
薬も飲んでいるんだし、医者にかかっているのだから、治っていくものと思い込んでいました。